Sexyrose賭博

 

2019年7月3日

日本テレビ放送THE MUSIC DAYにて行われるジャニーズシャッフルメドレーの組み分けが発表された。

 

ジャニーズシャッフルメドレーとは、オタクの夢である。

 

自担が尊先である先輩と肩を組んだり掛け持ちの人は自担と自担が肩を組んだりわちゃる可能性だって捨てきれないし、元担の歌を現担が歌ったり、その逆も然りと今の世界線では起こりえないことがわんさか起きる企画だ。現に私も前回のメドレーでは私的ジャニーズ二大神*1が横並びで歌った事が記憶に新しいので今回も楽しみにしていた。

 

さて発表当日。SNSに拡散された各組合せを見てキスマイ担ばかりのTLは

村上信五さんのシンデレラガール~ヒナちゃん、かわいい・かっこいい・KINGどれでくるの?!~」

「我らがPrince宮田俊哉さんがシンデレラガール選抜落ちしたのは納得いかないが、ガヤちゃんは実質私たちのシンデレラガールだから幸せだったらOKです」

のシンデレラガール祭と化していたが私はスマホを持つ手がブルブル震えていた。

 

Sexy Zone」(オリジナル:Sexy Zone
山田涼介(Hey! Say! JUMP) / 横尾渉Kis-My-Ft2 / 重岡大毅ジャニーズWEST) / 高橋海人(King & Prince)

 

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ちょっと待って!?

何をどうしたらそのメンツに自担が加わるわけ?!

 

 

横尾くんは今年33歳になったフレッシュとは言い難い中年ジャニーズであり、高い鼻、切れ長な目、骨ばったパーツのお顔は男顔で名脇役俳優顔。俳句やマグロ解体を個性として売り出しているアイドル。ジャンルで区分けするといぶし銀アイドルなのだ。ゲームに例えると牧場物語だしご飯に例えると筑前煮だしお花に例えると金木犀なの…ッ!そんな薔薇と椿と向日葵で一斉に囲むなッ…!キラキラオーラで人の頸動脈を狙うなッ…!

ファイナルファンタジードラゴンクエストとペルソナにカバディされてるみたいだった。

 

山田くんと重岡くんとは前回の2017年時も一緒のグループだったがその時はそれこそ6人という大所帯でのパフォーマンスだったし、いい感じにグループカラーも混ざっていたけど…うう…。

そして彼らが歌う曲、Sexy Zoneには佐藤勝利くんが静寂の中キメ顔で「Sexy rose…」と囁くシーンがあり、これは

Real Faceでいう舌打ちだしUMPでいう風を切れ*2だしシンデレラガールでいう「のに~~↑(CV.岸優太)」なのだ。

 

割愛するが横尾くんはここ1年で転機が色々あって。

2019年本当に雰囲気も精神もビジュアル(若干丸いけど)も良くて。

自担がこんなにも輝いてるというのに他の輝きと勝手に比べて落ち込み、自担のパワーを信用できてない自分にも落ち込みはじめて夜中泣きだす厄介オタク(感受性豊か罪)

きっと横尾くんはセクシーローズ出来ないのだろう。リストを見た時にそう思ってしまった。自担の声が脳内で「俺なんかいいから」と木霊した。

 

横尾くんの言葉に

「好きな人から見たら、どこに映っていたって、そこは真ん中。端もセンターもない。立ち位置なんかこだわる必要ないし、端っこもセンターだよ」

というものがあるが私はわりとこの言葉とずっと喧嘩をしている。

横尾くんのファンを思いやる心や発言当時格差が酷かったことへのフォローがきちんと出来ているところは超LOVE。でもオタクからするとやっぱ物理的な立ち位置は重要で、しかも自分が信じて応援し続けている世界一の男が真ん中でスポットライトに当たって輝く様というのは誰でも見たいじゃない。私は見たい。

 

でも横尾担続けてる私はかなりねじ曲がったモンスターペアレントになった。それ以上に自担が世界から否定される方が無理。 無理!!!!!!世界一愛されて欲しいし世界一可愛がられて欲しいし世界一褒められてほしい人…お遊戯会で木の役だったって最前でビデオカメラを回すわ。アンパンマンみたいな人だから、愛を与えれば与えるほど強くなるアイドルなので。

何者にも負けないかっこよさを持ってるんだからセクシーローズ尾になってほしい…→でも横尾くんが言ったら怒られそう※自担意識過剰やだ…愛されて欲しい…ここは波風立てずに…→そんな失礼なこと思うな!ボカッ(棍棒で殴る音)→じゃあ叩かれた時アンタどうにかしてくれんの!?→真ん中でキメ顔する横尾くん見たいだろ→見たいよ!??!!?

と己の中の二つの人格と対話し始める始末だし私は歌番組の1フレーズだけのためになんで一人で大暴れしてんの??

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今までのオタク人生によって選ばれないこと恐怖症のジャニオタ。
選ばれないことは愛されていないことではない。そろそろ気づいて私。

 

自分に悔しかったり、謎に話題を大きくしているだけでみんながみんな誰しも自担セクシーローズを求めてるのであってチャンスはみんなにあることも十分わかっていたが、毎日しつこくしているパブサ*3セクシーローズ土俵にも上がっていないことに落ち込む。それと同時に自分への悔しみが怒りへと変わる。

 

自担を信じろ…聞いているか自分。今まで横尾くんに何を学んできたんだ?

横尾くんはマイナスをゼロにする男じゃない、ゼロをプラスにする男。今までだって横尾くんは逆境の地からここまで這いあがってきた…ッ!

自担を信じろッ…!

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瞬間…ッ!一人のジャニオタの精神にカ○ジが生まれるッ…!賭博黙示録ワタル~Sexy rose編~

 

 

横尾担ってギャンブルみたいなとこ、前はあったと思う。

グラグラした地盤の中いったりきたりして、自虐されて沈んだと思ったら機嫌が良くて大幅に上がって、泣いたり怒ったりしたと思ったら次の日は最高に笑顔にしてくれたり。でも彼がアイドルをずーっと続ける未来や今ってやっぱり確率が他グンと低かったと思う。

でも私は勝ちました。

オレンジ達はぼろ儲けしたよな!

去年からの見違えるような笑顔。姿勢。そして先日発売されたサタジャニでの何気ないようにみせたひと言。

「ゴールは作らないで、50歳、60歳になってもパフォーマンスを続けたい。」

いや、横尾渉から「おじいちゃんになってもアイドル」言質が取れる道にいきつく確率って考えても麻雀でいうと国士無双レベルだしポーカーだとロイヤルストレートフラッシュで上がるくらいのレベルだと思う。

人生一大の勝負にこっちは勝ってんだ。今回も勝たせてもらうぜ…(※ジャニーズシャッフルメドレーは勝負ではありません)

 

 

そうやってワーワーいってると他のキスマイ担の人たちも「ぜひセクシーローズ横尾を!」と言って掛け金を少しずつ増やしていってくれた。その内増えていって気づけば皆勝負事に熱が入りやすい人種の為なのかそれらは馬券にすり替わっていた。

Sexyオークション会場はいつしかチキチキ!キスマイ美味しいところどれだけ持ってけるか競馬場〜セクシーローズレーン〜に。数多くのおっちゃん達が馬に夢を抱くように横尾くんに夢を抱いて券を手に取る人に。

面白がってる人、ネタで言っている人、勝ちにこだわりたい人、横尾くんが好きな人、キスマイが好きな人。大体みんなこんな屈折した重い気持ちは抱いてないけども。

私が見える範囲だけど沢山の人が草を生やしながら大穴馬のヨコオ馬に心のお金をベットしてる様子、なんとも言えぬ嬉しさがあった。

 

私はキスマイ担という生物が好きで。

それはこうやってオタクを続けていられる一つの理由にもなってくれている。一括りにこんな感じ!と決めつけるのはどうかとも思うがキス担の体育祭には本気のヤンキーみたいなところが好きだ。他にもいっぱいLOVEなところあるけど割愛。

 

横尾渉というアイドルは以前はそのプライドの遥か高いことからひっじょーーーーにイジりずらく、メンバーやオタクから若干困惑されながら接せられた時期もあるのだが、こうしてイジりでも本気でも、殻をぶち破った彼を見てきてくれたオタクの反応もなんだか変わってきていた。超怖い風紀委員長がクラス会で一発芸やったらそれが案外ウケてヤンキーギャル達に「まぢ横尾っておもしろいぢゃん!見直した卍」って言われてるみたいで面白かった。

「わたるー!頑張れよ!(クソデカ大声)」なんてSNSで叫んでる人同担ばかりだったのに!笑

 

 

そして決戦の日、2019年7月6日 ※戦いではない

 

 

二階堂担の友達と「わたるはセクシーローズを諦めねえからニカも絶対風を切ることを諦めるな…」って言ってたら突然ウルトラミュージックパワーを排出したラップを繰り出し始めて大興奮TL。

 

ノリに乗ったキス担はもうマッドマックス状態に。

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そして私の本番SexyZone、始まる前から「わたる、緊張せずそのままのお前をぶつけてこい!」「勝ちにいけよ」みたいなツイートたくさん目にして嬉しい反面自分が拗らせた時より謎に期待されてる自担に笑ってしまう。コーチか?人々は何を駆り立てられたのだろうか…。

「追え追え追え!!!!!!」「抜かせ!!!!!!」と馬券握って身を乗り出してるのもう競馬場のおっちゃんTLだった。頭の中で川平慈英が実況しだす。

 

 

シンと静まり返る会場。

そして映し出されるのは最強の顔面を持つ山田涼介さんから放たれる「Sexy rose…」

 

 

ウーーーーーーーーーー(甲子園球場サイレン)

馬券は手に汗握りすぎてしわくちゃになってた、山ちゃんの顔面が良すぎて汗が少し引いた。山ちゃんの顔面に釣られてグラスホッパー5回見に行ったな…そんなことを思い出しながら甲子園の土を拾い集める私。蝉ちゃん…。

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しげちゃんと楽しそうな横尾くんかわいかったな…あと尊先の山ちゃんの前で歌うかいちゃんかわいかったな…横尾くんの眼鏡はなんか食いだおれ人形みたいだった…そうか…私の夏、終わったんだな。

っていうかマジで何をしているんだ私?

 

そしてよくわからん空気になった競馬場を一気にデトロイト地下競技場にしたのは最後の最後カメラにすっぱ抜かれた北山くんだった。あの時もう競馬場は格闘技場のノリになっていてウケた。

 

勝負じゃないです。

 

何故かこのワンフレーズに満ちた希望的観測に賭けた3日間はとても濃いものになった。

馬券ちぎって「チクショー!」ってなってるオタクもいれば「だよねー何を必死になってたんだろ笑」と和やかに笑ってたオタクもみんな馬券買ってくれた。

 

横尾くんとSexy roseに夢を乗せてくれた。

 

いい時代になったなと思った。

こんな突拍子もない、笑っちゃうくらい些細なことでそう思わせてくれる横尾くんという存在、途方もないくらい「らしい」。

私の自担はとても人の欲や希望や夢を乗せるのに向いている舟のようなアイドルだと思ってたけど、こんなに実感するのははじめてだった。君は君の知らないところで勝手に期待されるのがとても似合うよ。

 

そういえば横尾くんがソロラジオで「いい時代に生まれたな」って言ってたな。

わかる。

 

 

 

HANDS UP(CD)(通常盤)

HANDS UP(CD)(通常盤)

 

 

そんな面白アイドルが今日フラゲ日なのでお財布に余裕がある方は是非。

ぶんぶんぶんぶんぷちょへんざ。

 

 

*1:自担の横尾渉さんと推しの五関晃一さんが無責任ヒーローを歌った2017年

*2:横尾くんは一度カウコンにて風を切っています

*3:パブリックサーチ。自担の名前を必要以上にサーチして一喜一憂しているキモオタ

キスマイフットツー(塩味) ~自担集中型 LIVE TOUR 2019 FREE HUGS! 感想~

自分の参戦回数がラスワンになったのでセトリを追いながら忘備録程度にまとめようと思ったんですけど2019年のKis-My-Ft2のコンサート、”だしがうまい! 手塩屋”のしお味じゃなかったですか?

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もしくはお寿司を塩で食べた味がしました。

 

従来のキスマイフットツーのコンサートって演出構成がスタッフ~北山くん・二階堂くん主導の頃は(主に北山くんの人柄がそうさせるのか)マニュアル通りつつも味が濃く、二階堂くん・千賀くんが手掛けたYummy!!だとその味に磨きがかかりミックスグリルにドリンクバー全種類ぶちまけたあと生クリームとあんこでデコったみたいなコンサートでした。こういうコンサートも個人的には大好き。変な批評家気質の皮を全部剥いで「ぺっぺけぺ~↑↑↑」と馬鹿になればもう十二分に楽しめるコンサートなのですが、2019年、舌バカになったキス担に差し出されたのはなんかすごい上品ななにか(終わってる語彙)。

 

大人でした。それは見たことがないくらい。

スタッフや事務所の人間のことを未だ「オトナ」と呼び、低レベルな下ネタを好み、すぐオタクの機嫌を損ねて炎上する、部活みたいなキスマイフットツーが好きだと思っていましたが、7人の過半数が30代に突入した今現在こちらが思った以上に彼等は大人で、年相応で、そして成長したんだな…って塩煎餅かじりながらホロリしてしまいました。部員はいつしか戦友になってた。個人的には思い入れとか特別な目線とかエモいとかいう感情を抜いて、今まで一番見世物としてクオリティ高いんじゃないかなと。

フラットにもディープにも楽しめるクセある薄味が出来るってすごい。

 

以下セトリ順感想&メンバー印象(横尾担なので横尾くんのこと8割です)

長すぎる。

 

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はぐすたから見る二階堂高嗣のやわらかな狂気と強さ

Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2019 FREE HUGS!のネタバレがあります。

 

Q.二階堂高嗣なるアイドルを知っていますか?

 

A.「ニカちゃん?」

そう、そうです。2!ニっカちゃんだよ~!の人です。Kis-My-Ft2のメンバーで最年少コンビのひとり。舞祭組のメンバーでもあります。

肌のテクスチャがむにゅっとした質感で細い切れ長の流し目と泣きボクロが涼し気。手足がスラアと長くて腰の位置が高いです。綺麗な逆三角形なので引きでみても抜群にスタイルが良い。 

キャラクターは天真爛漫で元気いっぱい。Kis-My-Ft2の悪ガキンチョポジを全うしてくれています。所謂ツンデレの気あり。自らヒール役に回り、大多数の非難を一人で浴びることも少なくありません。しかし軽口の裏は優しくメンバー想い、それを他人から指摘されると「うるせー!!!/// 💢 」とでも言ってるような顔で拗ねるところがテンプレートで可愛らしい性格です。自分がピンチなときに救ってくれたり隣にいた人に懐く傾向があり、それ所以に先輩後輩メンバー関係なく多数の人間に支持されている存在です。

 

他にもたくさんありますが、一先ず他担が二階堂くんについて思っていることはこんな感じでしょうか。自担が如何せんニカに甘く、親ヅラをする男だなと思うので、私は常々「タカシのカーチャンポジ」でオタクをやっていました。要するに"ガキンチョキャラ"に色濃くフィルターをかけて見ていたのです。

 

時は遡り 2018年9月12日。通年毎週やってるキスマイラジオは数年ぶりにソロラジオ企画が行われており、この日は私の担当・横尾くんがパーソナリティでした。サイコロに書いてあるメンバーについてトークをする、という企画で横尾くんが引いたのは彼より5個も年下の二階堂くん。

 

以下 横尾渉さん:「ニカは真面目!なんか、テレビとか雑誌とかではバカキャラやったりね。バカバカって言われてるけど、実は頭良いですよ。なんか、演じてるよね。

「わざと嫌われ役とかやるでしょあの子。有り難いって言えば有り難いけど…。素の二階堂高嗣をもっと(ニカ担に)見せてあげたいなってのもありますしね。照れ屋だからね、ニカちゃん。」

カッコいい二階堂高嗣のソロ曲が聴きたいですね。二階堂高嗣のほんとにやりたいことっていうかね。カッコつけてるとこ、見たいですからね。素の二階堂高嗣を見たいなーと思います。そしてメンバーとしてね、何か引き出していければいいかなーって思います。」

 

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やめんか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(ブチギレ)

 

二階堂くんって、隠してること、というか二階堂くんの中で”アイドル 二階堂高嗣”として表に出さないことが普通のアイドルより何倍もあると思うんですよね。よく人一倍周りを見渡せることや、誰よりも職人気質なことをメンバーからいじられて

(*`∀´*)営業妨害だよお!(怒)

ってプンプンしてますがそれとは別な部分でまた一欠片、一線を置いている部分があるようにオタクの目には映っております。

 

パフォーマンスのことを話していませんね。

彼の長い手足、指先ひとつひとつから繰り出されるダンスは最早動く営業妨害と言っても過言ではないくらい鞭のようにしなやかで秒針のように正確、そして美しいです。仮にもおばかで元気キャラの概念がする動きじゃない。キスマイの中では一番静のダンスをする人じゃないでしょうか。かといって決して弱いわけじゃない。言うなれば暗殺者の如き素早さと心地よい重圧で息の根止める、そんなダンスです。特に指先の動きは人の頸動脈とかすぐスパッといけそうな貌(カタチ)をしています。

普段はラップ要員としてハスキーな声をどんどんキスマイでも見せていってくれる二階堂くんですが、あの磨りガラスのようなざらざらした声帯から放たれる高音のなんとエモーショナルなことよ…。私は二階堂くんの出るか出ないかギリギリの音をいつも喉を絞り上げて歌ってくれるあの音が好きですね。UTAGEでよく聴けます。

 

バラエティになれば臆することなく突っ込んでいき、いつも一歩後ろで6人を見据えてる彼が技術的なアイドル面では壊れそうなくらい儚げであり、繊細な仕事をするというのは世間にバレてはいけないものだと。でもそこで決して壊れないで凛として立ってるのが強すぎてオタクの設定?(泣)カワイイカワイイ~って言って愛でてる距離感が私にとってちょうどいいのだと。それを二階堂くんが敢えて隠しているのだな、と営業妨害と怒っている顔を見て思っておりました。

それを自担がボロっと笑い話(しかし本人は至って真剣)のように言うものだから「やめッッ・・・・・!!!!それ以上はッッ・・・・・・・!!!!!」福本伸行キャラみたいな喋り方になってしまうオタク(勝手な考察で自担にキレるオタク)。藤ヶ谷くんと違って、横尾くんのニカちゃんいじりはニカの精神の核に直接手で触れてるみたいなこと言うんだよな(怒)やめんか(怒)

 

私的にこの感情って恐怖に近いものがあるんですよね。そんな動きアイドルがしていいのか…?的な…。キスマイ自体が常日頃から生死を感じさせるようなパフォーマンスをする人が多いので、ゾッ…とはしなれているのですが…。Yummy!で逝きそうな恋人をこの世に連れ戻すような悲恋の歌、”蜃気楼”で最初から本人が死んでるように冷たい動きをするのを見て毎回「ニカ~~~!!!!隠せてない!!!!大事なとこ*1でてるよ~~~!!!!」と目を押さえてしまいました。そんなZ指定つきそうな表現しないでよ。

 

 

人生で「死ぬっ…」て本気で思ったことないのですが、ニカの蜃気楼は「こいつ…死ぬんだ…俺を残して…」と本気で思ってソウルジェムが濁るので週1での視聴を推奨します。

 

私、ジョッシー松村というキャラクターが大好きなんですけど何故ニカ担ではない友人と話し合った結果、グレーのスコートを履いてお化粧をして歌って踊る二階堂くんはひとつもふざけていないからです。それがとてもカッコよくて、好きなんですけど、横尾くんの言葉を聞いて本当に二階堂くんがやりたいカッコイイソロとはどこにあるのだろうかと考える日々が続きました。ニカじゃないからわからんなあ。

 

 

今まさにツアー中”Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2019 FREE HUGS!”ではデビューしてから2回目の7人全員ソロ曲があります。二階堂くんのソロ曲は「はぐすた」というタイトルで、元SOUL'd OUTのメンバーであるDiggy-MO'氏がプロデュースする前回ソロのジョッシーとは全く別路線の超イケイケHIPHOPナンバーです。これは勝ったぜ。

avex.jp

全員のソロを聴いた時、はぐすたが一番好きだと感じました。クラシック曲をモチーフとするHIP HOPはきっと格段珍しくはないのですが、なんというんだろう。ジャニーズでこんなのやれるのって今二階堂くんしかいないじゃないのかな。最初は同じ曲を使っていることもあってKREVA/国民的行事の闇落ちバージョンをどことなく彷彿させていました。


国民的行事

意味がわからなくてトンチンカンだけどどこかキャッチーで面白くなってしまう歌詞、遊び心満載で軽快なメロディーが急に止まり数十秒一呼吸も許されない超高速ラップをするBメロはきっと本番のメインパフォーマンスでやるんだろう。ソロでしか出来ない曲をうまく選んだな~と。私もオタクなのである程度はどういう演出をするのか想像出来ていたつもりでした、キスマイのソロ曲は特に個性的というのもありましたので。特に二階堂くんは前回Yummy!の演出を手掛けていたというのもあって期待値は他メンバーより高かったです。

 

※以下FREE HUGS!ツアーネタバレ 

はぐすたから見る二階堂高嗣のやわらかい狂気と強さ

 

いざコンサートに臨んだところ、それはそれは驚愕しました。

え?二階堂高嗣の底の深さメイドインアビス

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 帰ってこれた人いるの?

 

まずオペラのステージのようなフォーメーションではじまるのですが、オーケストラのチューニング音からはじまるのズっっっるいですね。CD音源になかったからわざわざアレンジしたんだね。ジャニ舞台でしたらEndless SHOCKがいい例なのですが、生オケの舞台だとかならず楽器隊がチューニング音を奏でます。その音を聴くと、おしゃべりをしていた観客は暗転しなくても勝手に黙るのです。「ああもうすぐショウがはじまる」と。55000人のお喋りを黙らせてからはじまるんです、二階堂高嗣のショウは。

着崩されたような燕尾服モチーフの衣装を身にまとい光るタクトでジュニアを操ってるニカ…いや二階堂さん見ただけでとりあえず興奮と(そんなっ…細かいことをしてはっ…死者がでるっ………)との葛藤で歌いだしてもいないのに大パニックを起こす私(誰担?)

高速ラップのシーンでは倒れたジュニアの死骸のようなもので自らを囲み、無音ピンスポの中己との闘いをドームの真ん中でやるんです。成功した日の歓声のバカデカさ、Fire!!初披露の時の歓声音源かと思った(?)私が初めて見た東京二日目では少しズレたリズムの軌道修正のために太ももを手で叩きながらリズム取っててカッコよすぎて死にました。

 

このソロ言葉で説明するのが難しすぎるので実際生で見てもらいたいのですがとにかく変態か?というくらい細かいんですよ。 もちろんダンスの振り付けや二階堂くん自身のテクニカルな動きや魅せ方ももちろんなんですが、ジュニアの使い方(トラジャと無所の絶妙な分け方)、フォーメーション、そしてライティングまでもが二階堂くんの手の内なんですよね。特にライティングは初日にアリーナで見た光景と天井で見たときのソロ曲自体の解釈とか印象が全く違って見えて(この人どの角度まで計算してるの…)となりました。

これはYummy!の時から思っていたのですがニカ(+千)の演出はジェットコースターのような忙しさと「これみんな好きだから入れちゃえ!」ってミキサーにどんどんぶち込んでくる天真爛漫な演出だなあと思っていて、その要素ははぐすたにも感じられたのですがなんというんだろう…これだけやってることが細かく玄人なのに詰め込み方が子供なんですよね。しかも個人ソロの方がそれがいい意味で爆走してる感じがあって意外でした、グループにいるとバランサーなのにソロの方が狂気的なんですよ。面白すぎでしょ。

 

ニカちゃんのまだクソガキだったり子供の部分が描いたぐっちゃぐちゃな設計図を

28歳の大人の二階堂くんが起こして演出をつけたという感じがして、ニカ演出に起こるやわらかな狂気ってここからきてるのでは?

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子供の素直で本当にいいと思ったものを大人タカシが削っていく…。

 

そこでふと、もしかしてこれは二階堂高嗣の自己紹介のような曲なのでは?と思いました。

前ならきっとカケラも出さなかった意外性…その部分を自分の中に落とし込んで表現する様は、観ている側も前だったら(大丈夫かそんなの見せて?!?!)(自己営業妨害)ってなってたと思います。それを出せるようになった心境の変化なのか、ソロの方向性なのか、それとも周りからの影響なのかはわかりませんがこの人はいつも強い決断をするなあと思っておりました。

ヴィランズ・ダークヒーローのようなメロディ、細かすぎと思いきや大胆な演出、漫画やゲームから着想を得てそうな画角、美しく切りそろえられた爪が映える手元の美しさよ!これ、二階堂高嗣の曲じゃん!?(※歌詞に名前入ってます)

照らされるレーザーからジュニアのステップ音までこうなってしまっては全て二階堂高嗣を作り出す要素にしか見えなくなってくるからすごいです。

 

そして問題のシーンですね。以下は私の個人的な感想です。

最後、さんざんカッコつけて花道を進んできたのにセンステでトラジャに服を剥がされて半裸でブリーフ姿になり、そのブリーフにはう○このイラストが描かれているというオチ。いや~~~~~~~~~私興奮してしまいましたね、コレ。別にブリーフには興奮してません。

最初に書いた二階堂くんの紹介文で書くことを忘れていたことがあります。私もこの時この瞬間まで忘れていました。

彼は引くほどの天邪鬼だった。

そうだ~~そうだった~~これが二階堂高嗣を全て解き放った狂気の曲だとしたらまともに終わるはずがない!ややウケと落胆の声が混ざる会場も相まって大爆笑、同時に鳥肌で体がゾクゾクしました。さっき高速ラップで藤北に負けない声を客に出させていたことも思い出してもう死にそうです。だって忘れてたのです。会場は、ニカがかっこよすぎて彼の本質を。いや、本質じゃなくて、彼が表面として機能させたい部分を!少なくとも私はさっきまで忘れてた!コレコレコレ!!!!コレで完成じゃん!!!!

 これが私からの全てです。アレマジで面白いと思ってたらやべーよ。いやマジで思ってても逆に笑うかな…(笑うんかい…)

 

N居くんのオマージュというのも有識者じゃないので確かな情報なのかはわからないのですが、それも熱いですね。伏字するくらいなのでアレですが狂信者のニカはそんな…という私ですらこれは熱いです。だって他はN居くんから受けた部分はないのに二階堂高嗣を作る一角には彼がいるのですよ。

そのピースはめてはぐすたというジグソーパズルは完成したわけです。

 


 

自担以外に着目した文章を書くのがはじめてなので夢中で書いてしまいました。ジャニーズで一番好きなソロ曲は別にあったのですが今回ではぐすたが超してしまったよ…。

 

4人担にもキスマイの他担的にもいつも自分が二の次でいろんなものやことをしてくれていたと思うのでようやく自分だけの為に頭と身体全てを使い切ってくれたな…!ってすごく嬉しくなっちゃいました…頭からつま先まであの演出を選ぶ君はさすがKis-My-Ft2、強くて我関せずで大好きです。ニカちゃんいつもありがとお。

 

 

*1:これがよく横尾くんが弄る核

前尾ハシル…?

 

2019年4月6日 私がその名前を初めて認識した日だった…。

 

ジャニーズアイドル横尾渉くんがジャニーズウェブにて毎日更新するブログ”わったー写真館”は、カメラが趣味の横尾くんが日常風景を切り取った写真一枚と長すぎず短すぎず重すぎず軽すぎずな二言日記を添えてくれるコンテンツなのだが

Instagram的お洒落ショットなど無く2019年現在はサムネイルがほぼ植物の緑で埋め尽くされ

文章はというと上京した一人娘の安否を自分のどうでもいい近状と何とも表現し難い絵文字が乱立するババア構文という圧で確認してくる田舎のお母さんと化している。

ごくたま気が向いた時にメンバーの盗撮や自撮りがチラっと公開されるあの塩梅も、生まれたばかりの姪の写真を送ってくる母親の周期に近い。

仕事で疲れて帰ってきて、暗い部屋の中で携帯を開いたら母親から鬼のような近状長文*1と何ともいえない絵文字顔文字のチョイス、そして不可解な句読点の乱立を見て田舎のカビ臭い布団の香りを思い出したことのある人は少なからずいるのでは?私含め横尾担はそれを自担のブログを読むことで毎日味わっているのです。

近状がどうでもいいとか書いてしまったが、オタク的には自担のどうでもいい日常を知れるというのはかなりどうでもよくないのでオタクとしても、一個人の娘・息子としても500円払えば大いに楽しめる。実家に帰らなくても、独り立ちできてなくても、横尾くんのブログを読めばもう旅費や一人暮らし代など浮いたも同然、そのままそのお金はキスマイに流そう。

最近はよく横尾くんからメンバー宮田くんへのどうでもいい個人的メッセージが添えられているのであたかも突然出来た顔の良い兄への伝言を母親からメールで頼まれる妹という、夢女大歓喜のシチュエーションが用意されている。そのまま心の中で架空の兄宮田くんにLINEを送ってあげよう。

 

そんな面白コンテンツであるわったー写真館2019年4月6日更新分である事件が起きた。冷静に考えると事件でもなんでもないのだが、一週間ほど経った今現在でも私の中では相当デカい事件として燃え上がっている。有料コンテンツなので文章を丸まんま載せることは不可能なので会員の方は今すぐバックナンバーを見に行ってほしい、いや、また冷静になってしまったが別に今すぐ見に行かなくてもいい…なんかトイレにいる時とかでいい…。

その日はメンバーである藤ヶ谷くんが主演を務めるドラマ「ミラー・ツインズ」の放送日であった。いつも他のメンバーのお仕事へのねぎらいが敏感な横尾くんはきっと何か普及しているだろう…とサムネイル植物園、もといわったー写真館を覗いてみた…がそこに横尾渉はいなかった。

 

そこでミラー・ツインズの初回放送を宣伝していたのは 太輔担No.0…ではなく太輔担一番下っ端 前尾ハシル だった。

 

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・誰?

突然出てきた新キャラクターに戸惑いを隠せないオタク。とりあえずお前は誰だ?

彼氏の家に遊びに行ったら突然全く知らない人が普通にそこで暮らしてたみたいな気持ちになった。恐怖もあるが知らない物体が何の気なしに行動しているため、若干面白くなってきてしまったみたいな気持ちもある。ツッコミどころは多々あるがマジで誰?、これに尽きる。

・その名前何?

Twitterでまとめていた方もいらっしゃったが、横尾くんは最近自分の名前でアナグラムすることにちょっとハマっていた節がある…。その筆頭となったのが亀梨くんが野球大会で投げかけた「たーてーお、たーてーお」という野次である。しかしここで一つ考えたい。もし仮に前尾…という苗字いじりは思いつくとして渉という名前からいきなりハシルにいかなくないか?きっとワタル⇒?⇒ハシルのように何かステップを踏んでからじゃないととてもではないけどいきなりそこまで飛躍するのであろうか…。所説では自分のお兄さんの名前をワンクッション挟んで生まれたのがハシルというものもあるが、真相は闇の中である。まず何故前を走っているのだろうか、次の疑問にも通ずるがミラー・ツインズの番宣の為に生まれた命なのに全く関係がない。とりあえず誰なんだ、まだわからない、苦しい。

・下っ端なのに前を走るな

太輔担No.0と一度は名乗るものの実は太輔担の中では一番下っ端らしい前尾ワタル。なのになんでこんな偉そうな名前なのだろうか。実はNo.0なことを隠して下っ端に徹しているのだろうか…そんな前を走っていたら尚更バレるのではなかろうか…そもそも前を走っている…のか…?名前だけじゃないのか…?わからない…何も…。

・そもそも本当に藤ヶ谷担なのか?

初っ端太輔担という名称マウンティングとってくる前尾ハシルだがコイツそもそも藤ヶ谷担なのか?冒頭ミラー・ツインズの話をしている時、「ミラー・ツインズが今日から(?)ですね」と書いているのだが (?)←これ何? 不確定情報のままブログに載せたのか?古参マウンティングをとってくるわりには自担の主演ドラマ放送日わかってないのかよ…いや、ダメ…人のオタクスタンスにケチつけちゃ…でも…専ニクで呼ぶのにドラマ違法配信で見るタイプだ…や、やだ…。

・ビジュアルビジョンが全く見えてこない

今までキスマイ達が言葉だけで生み出してきたキャラクター…例えばここではバースデーモンにしましょうか。バースデーモンって、あの宮田くんの声と動きだけでなんとなくゴレンジャイドクロ仮面みたいなんだろうなあ…ということはブレあれど思うじゃない。

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こういう路線じゃない。でも前尾ハシル、視覚情報以外は藤ヶ谷担の下っ端という強烈設定を持っているのに何もビジュアルイメージが湧かないんですよね。そもそも前尾ハシル、絶対横尾くんのビジュアルではないじゃん。そこが「誰?」感を生み出しているんだろうか…。

 

横尾渉従来のギャグセンスとはズレたピッチング

そもそも私が言いたいのはこれでして。もちろん横尾渉というアイドルはめちゃくちゃに面白い、面白いけどこの面白いというのはオタクからアイドルへの知識欲とか好奇心が湧くということでシンプルにお笑いやボケの技術力はあんましない。横尾渉というアイドルのお笑いというのはカテゴライズするとシュール漫談のような面白さだ。芸人でいうとつぶやきシローふかわりょうなのだ。ポンコツキャラとか、キレキャラとか今身体いっぱいにため込んでいるのは単純に起爆装置であり、外野…メンバーや中居くんや最近だとサンドさんの着火によって大爆発する、それだけなのだ。

だから横尾くん単品で放つテレビ用に作られていない、人間本来の面白さというのはどうしてもシュールで見ている側代表のオタクも「グフ…グフフ…」とほくそ笑む程度の笑いなのだ。それがどうだろう、前尾ハシルは完全に原西の爆発力があった。芸人に詳しくないので「それは違う!」と突っ込まれたらアレなのですが…だって私あんなに笑ったのたぶんキュアゴリラ見たとき以来だよ。彼を応援してきて表面上の面白さや楽しさ、セールスポイントは知り尽くしたと思っていたのだが いつもバントだと思っていたのにこんな打撃ヒットホームランを出せる男だとは知らなかった。ああなんて面白いんだろう横尾渉

 

 

この日の写真館、喫茶店で友達と読んでいて わったー写真館ってそもそも言葉の意味をそんなに深くとらえず、毎日の更新に有難みを感じながらするーっと読むものじゃないですか。いやそうなんだよ。そう読むもの。だから最初するーっと読んで、なんにも思わず友達に見せたら彼女が眉間にシワよ寄せて「前尾…誰…?」って言ったの。

そしたらおかしくなるほど笑っちゃって。

普通ね、こうやって好きのバロメーターがおかしくなるというか。そういうのってもっとドラマチックでときめきに満ち溢れてると思うのよ。ものすごい人間的に好きな発言をしていたとか、現場でプロ根性みせたとか。

私結構横尾くんへの気持ちとか想いとか人間の感情のギリギリまで溜まってたと思ってたんですよ。もういけるとこまでいった、と思ってたんだけどこれ見た瞬間に私の感情の横尾くん好き好き♡ケースが一気に木端微塵になってびっくりした。いやなんでこんなクソほど謎などうでもいい日記で好きの度合い超えなきゃならんのだ???凄い速度で迫ってくる横尾くんの面白さグングニルに突き刺されながら腹から血を流して私、笑ってた。びっくりして笑ってたし単純に前尾ハシル謎すぎて笑ってたしとにかく、ずっと笑ってた。

 

こんなくだらないことでオタクとしてまた一皮むけるとは思わなかった。

いやー、知ってたけど、横尾渉さん、全世界のアイドルの中で一番面白いです。

ソースは2019年4月6日のわったー写真館。

 

 

本人多分もう言ったことも忘れてんだろうな、そこが一番好き。

 

 

*1:ex:家の裏の佐藤さんちの孫の卒園式が終わりました、親戚のタケルくんが飛行機が苦手で帰ってこれないらしいわよ、パッチワークのデザインが決まらない…等